最先端!スマホ上で試着ができる「AiRfitting」

この記事は、
「創りたい気持ち」に火をつけるWaakvlamの活動記録
から、筆者の許可を得て転載しています。


お久しぶりです!
ゆ~きです。
卒業研究も後半戦に入り、日々ごりごり勉強してます(´・ω・`)
春休みに参加していましたCodePBLの最終成果発表会がありましたのでその報告をしたいと思います。
チームWaakvlamの初陣として、メンバーの廉、もーりー、岸とともに作り上げた自慢のプロダクト、是非最後まで読んでくださいm(__)m
CodePBLについては過去記事を参考にしてください
↓↓↓
CodePBL Kick off!! – Waakvlam blog

プロダクト説明

早速作ったものの説明に入りまーす!

コンセプト

皆さんお店に行って服買いますよね?
その際一つの服の購入を決めるのにどれくらい試着しますか?
一つの服を決めるのにも、デザインを見るためにいろいろなもの着て、それが決まれば次はサイズを見るためにいくつか着て、また次の服を選ぶのに・・・。
こんな経験一度はあると思います。
デザインやサイズを何度も変えて試着するのはとってもめんどくさい!!
そんなお悩みを解決して楽にたのしい試着を提供してくれるシステムがこのAiRfittingになります。
このシステムはセンサーを使って身体を計測して、そのデータをもとにスマホ上で服を試着するといったものになっています。
f:id:Waakvlam:20170416164937p:plain
今までにも仮想的に試着をするアプリはいくつかありますが、このシステムは身体計測をすることで、デザインだけでなくその服を着た時のサイズ感まで判定してくれるといったものになっています。
これによって試着せずともデザイン、サイズともに自分にあった服が選べ、試着のめんどくささともおさらばできます!!
それでは各機能の方詳しく説明していきます(/・ω・)/

身体計測

センサにはKinectv2を利用しています。
Kinectセンサーは対象物体までの距離(深度)を測ることができます。
また、人体関節の3次元位置を求めることができます。
これらの機能を使って身長、肩幅、ウエスト、チェストを計測しています。
カメラの配置さえうまく設定してしまえば、計測誤差は1cm程度という精度で計測可能です!!
下の写真は測定中の画像です。
kinectSDKでサポートされている関節位置に加えて、チェスト、ウエストの中心と左右の位置が追加で求められています。(写真上円描画部分)
また、この時の自分の測定結果です。
事前にメジャーで測定したときは、

  • 身長:168.5
  • 肩幅:44.5
  • 胸囲:94.6
  • ウエスト:93.5

という結果だったので、それなりの精度が出ていることが確認できます!
f:id:Waakvlam:20170416171041p:plainf:id:Waakvlam:20170416172315p:plain

仮想試着アプリ

スマホアプリ上での仮想試着には主に3つの機能があります。
1つ目の機能としては定番の仮想試着です。
QRコードを読み取ることで、服のデータをアプリに呼び出し、その服を試着することができます。
呼び出された服は画面左にアイコンになって格納されていきますので、試着したい服を選ぶとモデルがその服を着ることができます。
f:id:Waakvlam:20170416173447p:plain
2つ目の機能はサイズ感判定です。
身体計測したデータと服のデータを比較して、実際に来た時のサイズ感を判定してくれます。
サイズを画面右から選ぶと、モデルの下に、身長、肩幅、ウエスト、チェストのサイズ感を、小さめ、やや小さめ、ちょうどいい、やや大きめ、大きめ、の5段階で判定してくれます!
下の写真はLを選んだ時の判定画面になります。
うちにチームの巨人こと岸君の実寸データで判定させてみたのですが・・・、肩幅がかなり広いようですね(笑)
f:id:Waakvlam:20170416174505p:plain
そして3つ目、最後の機能はAR重畳させつつの仮想試着です
試着している自分って鏡越しだと見える範囲が限られますよね?
このアプリを使えば試着した自分の姿をいろいろな角度から見ることができます!
ARを使用しているので画面上で見る角度を変えるよりも、よりリアルな試着姿を見ることができます。

それだけじゃなくて、ARは楽しさを提供してくれます!
最近はやりのsnowなんかがいい例ではないでしょうか?
いろいろな演出を加えることで仮想試着が単に画面上の行為でなく、楽しみながらできるものにしていきたいと思っています。
また、現実空間を使うことで、ショップへ足を運んでもらうといった作り方もできると考えています!

結果は・・・

そんな私たちのプロダクトですが、企業さん方の投票による最終発表の結果は・・・
なんと、最優秀賞でした!!
創り込みきれなかった部分は多くありましたが、コンセプトやこの1ヵ月での実装内容を評価していただけてとてもうれしかったです。
f:id:Waakvlam:20170416181822j:plain

ちなみに、別のチームではありますが、Waakvlamのメンバーがリーダーを務めたチームも各企業さんが個別に選ぶ企業賞をもらいました!
チームWaakvlamとしてもいいスタートが切れたと思い、この熱が冷めないうちにどんどん開発を進めていきたいです!

f:id:Waakvlam:20170416182058j:plain

別チームのプロダクトは以下にリンクを張っておきますのでぜひ見てください(/・ω・)/

合コンで活躍!?フィーリングカップルアプリ – Waakvlam blog

今後の展望

私たちのプロダクトの今後の展望をお話しさせていただきます。
もちろん最終的に目指すのはリリースですが、まだまだ課題が多いです・・・。
これからの改善点としては、

  • 測定やサイズ感判定の制度の向上
  • Kinectで取得したデータをスマホに送る機能の追加
  • 自身の3Dモデルを作成し、そのモデルに試着する機能の追加

などなどたくさんあります。
今度はこのプロトタイプをより洗練させていくことになりますね!頑張ります!!

ABOUTこの記事をかいた人

電気通信大学4年生 VR・ARに関する研究してま~す エンジニアチームWaakvlam代表? http://waakvlam.hatenadiary.jp/